2005年8月31日 (水)

激しい雨が

昨日のソフトバンク対ロッテは、生で見たいと思った試合だ。今シーズンは当たっていない川崎宗則が、5打数4安打のうち3塁打2本で、珍しく吼えていた。負けたロッテも、日曜日に復活の勝ち星を挙げたジョニー黒木の魂が乗り移ったかのような8回6点の逆転劇であった。さすがにペナントレースも大詰めとあって、ソフトバンク対ロッテ同様に今日の阪神対中日も一進一退、これはBSでやっていたので見ることができた。昨日、雨のため中止となった首位攻防戦の仕切りなおしであり、激しい試合となった。

雨といえば、今アメリカでカトリーナというハリケーンが猛威を振るっている。ミシシッピー州で死者が50人を超えている。

このカトリーナという名前であるが、毎年、1号から順番にABCD順にZまで、名前がついていて、Kということは、11号ということらしいが、調べてみると、カトリーナは2004年の11号で、2005年の場合は(前年の04年とは逆に)1号は男名(アルベルト)から始まっていて(男女交互に進み)11号は、カークとなっている。Q、U、Ⅹ、Y、Zの五文字は利用しないので、全部で21号までで、その名前のリストを使い果たすと次のリストに進むというので、ちょっとずれているのであろう。(北東太平洋地域、つまり西経140度よりも東では、QとU以外の24号まである。

この男女交互になったのは79年以降で、それまでは、米国空軍や海軍の気象学者らが、彼らのガールフレンドや妻の名前を愛称として使っていたわけで、男女同権に反するからということで男性名が加えられたということだ。

日本でもアメリカによる占領下では、キャサリーン(KATHLEEN)台風(昭和22年台風9号、すなわち4709号)だのアイオン(IONE)台風(4821号)、キティ(KITTY)台風(4910号)、ジェーン(JANE)台風(5028号)、ルース(RUTH)台風(5115号)など1951年サンフランシスコ条約で終わり5302号まで使用された。

埼玉県北埼玉郡大利根町には、カスリーン公園というのがあるが、キャサリーん台風での決壊跡地を小さな堤防にして記念公園にしている。

「台風」とは最大風速が秒速17.2m以上の熱帯低気圧のことであるが、この最大風速のとり方が、日本では、10分間の平均風速であり、米国では1分間の平均風速であると、石原良純が言っていた。

日本では「台風」だが、東経180度以東ではhurricane(ハリケーン)と呼び、インド洋で発生したものはcyclone(サイクロン)、オーストラリア周辺のものはwilly-willy(ウィリィウィリィ)と呼ぶ。

アメリカに占領される前、つまり戦前は、上陸した場所の地名で室戸台風とか枕崎台風などと呼んでいた。しかし占領下でも、山口百恵の『赤い運命』の舞台設定となった5915号(昭和24年の第15号)は『伊勢湾台風』など、被害の甚大な場所名であえて呼ぶものが、全部で8個ある。『飢餓海峡』の舞台となった洞爺丸台風5415号が最初で、以下、狩野川台風5822号、宮古島台風5914号、伊勢湾台風5915号、第2室戸台風6118号、第2宮古島台風6618号、第3宮古島台風6816号、沖永良部台風197709号。

井上陽水が同窓会と称して仲間を集めて、座談会やミニライブをしたBSの番組で、久々に小室等の♪雨が空から降れば~しょうがない雨の日はしょうがない。を聞いた。とてもよかったが、その中で飛びぬけてよかったのが、ニューヨークから寄り道して参加したような友部正人の『一本道』だった。いずれも古い曲だが、年齢を重ねるほどに味が出て、新しい曲を次々作るばかりがいいわけではないと思った。武満徹に村上春樹が「処女作が好きだ」といったら、物を作る人間に対して処女作が良い、なんて言葉は、まるで成長していないみたいで侮辱された気持ちだ、といったとかいう話を聞いたが、しかし成長を遂げる作品もあるわけで、人はその処女作の重さからそう簡単には逃れられない。

五木ひろしは何度も名を変えてやっと売れた名前が「五木ひろし」だが、そのデビュー曲「よこはまたそがれ」を未だにうまく歌えない、というか歌うたびにうまくなっているのに、なお完成しないといっている。永遠に追い続ける歌なのだ。
サイモンとガーファンクルの『明日にかける橋』とか、かぐや姫の『神田川』とか、大ヒットしすぎて栄光とともにその裏にある暗く重いべたべたとしたものを背負う重圧から逃れようと、皆一時、その大ヒット曲を歌うのを止める。リリィは「私は泣いています」を歌えなくなり体を壊していく。大橋純子は、「たそがれマイラブ」を封印する。都はるみさえ、「北の宿から」というレコード大賞受賞曲から逃げ回る年月を過ごす。

そしてしかし、彷徨したあげく、また歌い始める。何故かそこに帰っていく。また歌う。再結成したりする。これが帰って前よりも深みをましっていい。

サイモンとガーファンクルの場合は、ガーファンクルの彼女が自殺して絶望しているところに、サイモンが声をかけたという。ちょうどガーファンクルは実話を映画化したようなニコラス・ローグの『ジェラシー(バッドタイミングが原題)』にも出ていた。結婚した奥さんが連続して自殺したのがジャクソン・ブラウンで、どちらも思慮深くて憂鬱そうな顔をしているがオレは好きだ。日本にも小田和正はこのタイプの顔だと思う。そのガーファンクルが、また大麻で逮捕された、と今日、報道があった。残念だ。

「みんな、ラリっちまえ!!」といって逮捕されたボブ・ディランには、『ハリケーン』という曲がある。『欲望』というアルバムのA面1曲目だ。その次に出た雨の中のライブアルバムが、『激しい雨』で、雨にまつわる男だ。『風に吹かれて』『愚かな風』『はげしい雨が降る』『雨の日の女』『朝の雨』『雨のバケツ』『堤防決壊』『嵐からの隠れ場所』と、雨風交じりの曲が多い。

多くのディランファンは初期のころのアルバムを好むが、オレは、『激しい雨』の次に出た『ストリートリーガル』が最も好きだ。『ジギー・スターダスト』(BOWIE)や『フーズ・ネクスト』(WHO)と同じくらい、ということは200回以上は聞いている。

マーティン・シーンは、73年の『地獄の逃避行』への抜擢が決まった時、車を走らせ、ディランの『廃墟の町』を全快バリバリに掛けて、撮影所に向かい、車内ではむせび泣いたという。その彼も73年から79年までアルコール依存症に陥る。『地獄の黙示録』のファーストシーンのあの異様なサイケなシーンは、彼の現実が混ざっている。

マーテン・シーンの息子は、次男のチャーリー・シーンはいいが、長男は何でエミリオ・エステベスとひねくれた名前なのかと思ったら、マーティン・シーン自身が、本名ラモン・エステベスで、チャーリーもカルロス・エステベスという名前だそうで、じゃあ、何でマーティン・シーンなのか?テレビドラマ『ケネディ』で共演後急死したロバート・デーン・マーティンから『マーティン』をもらい、幼いころ見たテレビドラマのフルトン・J・シーンという宣教師の役名から「シーン」を頂いたということだ。

なんだか、また書き出したらとまらなくなった。

「激しい雨が」が大ヒットした直後のモッズのギャングツアーを観に行ってそのコンサートで買ったバッチを、予備校でカバンを起き放しにして、ゲームセンターに行き盗まれるのだが、その日も土砂降りで、はげしい雨だから、まあいいか、なんて話を、雨にまつわる歌特集で、柳ジョージとか、書いていこうと思ったけど、またしても、ちょうど時間となりました。

阪神は、結局井川が沈没した。

いきなり先制2ランの今岡のHRは、高校野球を見慣れていたオレの目を覚ませてくれたが、1死後の矢野の一発は、低目をどん詰まりでレフトフライかと思ったら、さすがに高校生とは馬力が違う。37歳のおっさんのほうが、やっぱり凄くて、レフトの頭を超えていった。それに対し、逆転満塁本塁打のウッズは、これも低目を窮屈そうに打って、軽がるスタンドイン。続く福留の連続HRとなるノースリーからの決め打ちはドンピシャ。

こういう試合があれば、プロ野球の人気は落ちないと思うのだが。

ソフトバンク対ロッテは、まるで竹内力と小沢仁志との一攫千金強奪合戦みたいで、ノーガードの打ち合いVシネマを見るように面白い。阪神対中日は、折り目正しい中条きよし対、中年過ぎてからラリってしまった松方弘樹のおっさん二人が身構えて放つ一騎打ちⅤシネマを見るようで面白い。

と、落ちがついたところで、今日はこれまでディ

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