2005年8月18日 (木)

明日の「しゃべり場」

実は、NHK「しゃべり場」を第1回から毎週見ている。

テレ朝の「朝まで生テレビ」は、87年の第3回から2回分見逃したのを除いては全部見ている。こういう人間は珍しいと思うが、凝り性ではある。

それで先週、おかしな第2回があり、明日の「しゃべり場」は、そのいよいよ出直しか取り直しの第3回なのだ。特別番組や台風地震その他による中止、再放送などもあり、ここのところ見ることが出来ない回が多く、いらいらしていた。

というより、何かおかしいのだ。オレの予想だけれど、何か変な発言が続出しているのではないか。第1期で既に立川談志が途中退場し、第2期以降はレギュラーの十代(2期・黄瀬都花沙、3期・草深比呂至、13期・神山圭介の場合は、第11回「男はもっとオシャレをしようよ!」というタイトルの提案(番組)ごと(第8回から)消えてなくなり降番、以上の三人)が退場した。もともと波乱含みなのを、何とか問題もなく収めてここまできているのだが、今回の寧19期は、第一回から、そのバラバラ加減がこれまでの比ではなく、楽しみといえば楽しみだった。

七月二十九日(金曜日)第2回の放送予定として書いてあった「みんなには『ブラザー』みたいなやつがいる?」(福田翔が提案者)が中止になり、枡野浩一の出ていた再放送となって、明日、第3回だ。

これまでも暴走一人旅の奴はいたけど、今回の瀬戸未希枝(第1回提案者)は、笑える。第2回では、あまりの暴走発言に、次の意見をかませることなく、ぶっつりと切られていた。「私は他人のために尽くす人生を送りたい。そのためにラーメン屋をやって設けなければいけない。だからどうやったら儲かるラーメン屋に慣れるか一生懸命目指して努力している。そしてもうけた金から税金を納め、それで社会貢献したいのだ」(久々江祐香)

まあ、こういう意見である。何か筋が通っているようで、突込みを入れると、いくらでも入れることは可能だが、とにかく、第3回以降を見たいのだ。

オレの友人には、「資本論」全巻を読んだという兵が何人もいて、そういう人たちと多少は話にならないといけないこともあって、四十歳目前から今も1・2巻あたりのページをめくることもあるのだが、そして日本共産党にも多少かかわりがあったので、つい、階級闘争的な「読み方」を覚えてみたりもしたが、貨幣というかたちであれ、なんであれ、「価値」が移動する。そのことに関して暴力的に、或いは法という縛り(思わせ、洗脳)でもって移動させる。それをどう納得するか、させるか、の問題は、十代の年齢をはるかに過ぎた今でも、わからずじまいで、だましたりだまされたりしそうなのだ。

儲けた財産の中にあらかじめ入っていると考えられている「喜捨(ザカート)」という考え方が、イスラムにはあるが、富の再分配は一代限りとして、財産の相続を徹底的にやめさせるべきで、そうすれば、おかしな谷町やおかしな黒幕に好かれたバカばかりが、跋扈しないですむ。スポーツのスタープレーヤーとか、芸術家、芸能人、芸者に至るまで、その価値を一見、庶民というか、膨大な消費者が人気投票で決めているように見えるけれど、そこそこのパトロンと、ゲームメーカーみたいな奴が、仕組んでいる。その理由も、使いきれない金と、食いきれない食べ物が、あるものたちに集まっていく一方、使う金もなく、飢えて死ぬ一途の人間が同じ地球上に益々その差を激しくして増えていることに、あまり関心なく生きていけるシステムが、その芸能・スポーツを見る・見られるという関係のゲームそのものの中に潜んでいるからで、そのことに無自覚に「芸能」をやっている人間を時々見ると、代々の金や持ち物や遺伝子を、持たざるものに対して誇る具を見せられるのと同じく、反吐が出る。

そういう植え付けを、親の世代(70年安保前後までの学生などが、とんがった意見を言うことがトレンドで、さらにネガティブな予見を混ぜて格好よく決めたつもりの世代)によって行われた教育というか、親の後姿を見せた結果の(その子の世代の)十代が、いま、結構ナイスな発言をして笑わせてくれているのである。

さあ。しゃべり場を見よう。

ところで気になっていることがある。

森みつるという女優がいる。昔のテレビドラマ「Gメン75」とか「傷だらけの天使」に出ているのを知っている人もいるかもしれない。東映のB級くさい女優だ。そして映画『鉄砲玉の美学』(73)で渡瀬恒彦に尽くす最高な女を演じた女優である。

特にそこでの役が良かった。その映画の彼女がオレは好きだった。そのときの役にそっくりな人が、三十年以上の歳月を経て、第6期しゃべり場に登場したのだ。「素質がなければ努力してもムダ? (2002年2月23日 放送)」の土屋陽子だ。変な気持ちだ。このことに気づいたというか、そう感じた人は、(オレを除けば)この地球上で、もし森みつるがどこかで見ていたならば、彼女一人であると思うのだが、どうであろうか。こんな事書いても、誰が興味を持つんかい?

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