秋元康
秋元康が「びんぼー頭巾」(エース電研)というパチンコ台をプロデュースしたという。
新庄剛士の「HIS」のCMに、「夏決まり(夏木マリ)」のあと、「秋もっと安し(秋元康)」と登場していたから、鉄面皮でどこに登場してもおかしくはないが、清水アキラがタイヨーエレックという業界15位くらいの会社のパチンコ台プロデュース(といっても実質キャラクターになるというだけのものだ)で、どのくらいのギャラなの? と「スーパーテレビ」で質問されていたが、家が建つくらいだよ、とうれしそうに答えていた。
夏、秋ときて次は、「もっと冬、期待(モト冬木)」あたりかと、待ち構えているのではないかと思っていたら、モトは、今日の「ヘイ!ヘイ!ヘイ!」に哀川翔などと一緒にゲスト出演していて、「主演映画」の話をしていた。
語呂合わせで、上条恒彦と下條アトムが、掛け布団と敷布団のCMに二人で出ていた。石橋蓮司は、電子レンジのCMに出ていた。千葉真一はちば県知事選挙のCMに出ていた。
「よかケン佐賀県」というCMもあったが、あれだけ佐賀に貢献しているのだから、松雪泰子じゃなかった、はなわを、CMに出してもよかけん。
佐賀県はほかに、白竜がいる。五十歳を過ぎてはじめて主演映画『実録ヒットマン・北海の虎/望郷』を撮った誠直也もいる。ちょっと濃いね。同じ九州には大分県の竹内力、鹿児島県の哀川翔と、Ⅴシネマのダブル帝王が揃いぶみだ。
「ぱちんこウルトラセブン」で、京樂産業を業界4位から一気に1位へと押し上げた円谷プロは、その他においても、キャラクターでぼろもうけしていて、そのガードも固いようだ。『封印作品の謎』(太田出版)にも、たかが消された番組についての質問にもあまりに神経質な対応が記されている。(ウォルト・ディズニーのあの)ディズニーもまた、著作権とか肖像権にうるさい。(日本の)小学校のプールに子供たちが皆で描いたミッキーマウスの絵を、ディズニーの調査員か何かに見つけられ、泣く泣く消したという話や、都内にあったピンクサロンの「ディズニー」が点を削除して「ティスニー」に替えさせられたりと笑い話みたいなものもある。
かくいう「Ⅴシネマ」も東映の登録商標だといって、東映以外の作品については、みな「Ⅴオリジナル」だの、「ビデオ映画」だの、気を遣ったりしながら的外れな使い方をするのだが、「Vオリジナル」という言い方では、ゴルフのレッスンビデオでも、鉄道ビデオでも、なんでも良いわけで、それでは、いわゆる映画に対抗して作った「映画」という意味が薄れてしまうのだ。はじめから東映以外でも「Vシネ」「Vシネ」とスタッフもキャストもみな使っていて、実際オレが「Vシネマ魂」を出す時も東映の下っ端の社員からは何度もクレームを付けられたが、本家本元の何人かに直接会って、了承を取っている。しかしオーストリアの裁判で、SONYが、「ウォークマン」はソニーの登録商標であるから、同様の機器に対してその語を使用するなという主張は負けている。ほかにも、一般化した語は山のようにある。
北海道では、絆創膏のことを「サビオ」というが、これの場合は珍しい。鳥の唐揚げを「ザンギ」というくらいに、定着してしまったのであろう。
「サビオ」は全国的には売れている絆創膏のメーカーではない。
九州では、(北海道で言う)ズリ山(炭坑の不燃廃棄物の山)のことをボタ山という。
北海道ならではの語を以下列挙して今日は終わる。
アオタン(青アザ)あまし(仲間はずれ)おんじ、オンチャ(弟)*めんじ、メンチャ(妹)がす(霧)がんがん(醤油の一斗缶)がっちゃき(痔)がらっぱち(不良、素性の悪い奴)きぞん(既存開拓農家)げっぱ、げれっぱ、げれ(最下位。ビリ)ぜんこ。じぇんこ(小銭、またはお金)たくらんけ。たくらんき(はんかくさい奴、ばか者)たんぐつ(長靴でない普通のくつ)出面さん。出面取り(農家の繁忙期の手伝い)デレキ(薪や石炭ストーブをかき回す棒)*ダメな奴のこともデレキと言う。
内地(本州のこと)パッチ(めんこ)へちゃむくれ(おかめ顔)へら(しゃもじ)べろすけ(ぜんぶ、すべて)ぼっこ(棒)まかない(身支度、用意)めっぱ(ものもらい)めんこめんこ(かわいいかわいい)やんしゅ(漁師)雪はね(雪かき)りゅうぼく(立木)
アイヌねぎ(ぎょうじゃにんにく)味瓜(まくわうり)おつゆ(味噌汁)おやき(今川焼)とうきび(とうもろこし)すいみつ(桃)南蛮(唐辛子)ネットメロン(マスクメロン)番茶(ほうじ茶のこと)ぶたじる(豚汁をこう言う)アッケシ草(サンゴ草)
オンコ(イチイ、アララギ)の木、リラ(ライラック)レブンウスユキソウ(エーデルワイス)秋アジ、シャケ、ギンケ、トキシラズ、メジカ(サケ)
ハナマガリ、ホッチャレ、ネコマタギ(まずいサケ)
ウグイ(アカハラ)オショロコマ(ニジマス)オロロン鳥、ロッペン鳥(ウミガラス)
カスベ(えい)ガヤ(エゾメバル)ゴッコ(ホテイウオ)ごめ(かもめ)しょうず(あずき)スルメイカ(マイカ)ズワイガニ(北陸の越前ガニ、山陰の松葉ガニと同じ)チップ(ヒメマス)テツクイ(カレイ)トッカリ(あざらし)ハゴトコ(スジアイナメ)ハモ(アナゴ)馬鈴薯(じゃがいも)べご(牛)メンメ(きんき)
生まれた頃のウチの前は、砂利道ですらなく、土であった。どこからどこまでが歩道とか、車とか、馬とかいった区別もなく、馬がウンコを垂れながら家の前をのんびりと毎日何十頭も歩いていた。チョッチョッといって馬を歩かせ、バイキ、バイキといて後ずさりさせていた。なんでみなバイキといっていたのかわからないが、たぶん開拓時代にアメリカ人が「バック」といっていたのを聞いてなまってそうなったのであろう。
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