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2006年8月 4日 (金)

駒大、対戦相手決まる

駒大は、1回戦、山口県の南陽工と当たった。

春夏連続出場だ。

夏は炎のストッパー津田を擁して以来の出場で、少し怖い。

相手が山口県と言うとどうしても、北海道人にとっては下関商を思い浮かべてしまう。

全盛期の北海高(この三年前の国体では優勝。前年の甲子園では、ベスト8で惜敗など全国の名門の一角を形成していた)であった。

昭和38年のセンバツと言うから、オレは生まれたばかりだ。

前年から投げているエース吉沢と谷木で準決勝のPLに逆転サヨナラし、その決勝で、プロ野球永久追放されたあの池永相手に10-0で負けたのだ。

池永は夏も決勝まで進み、惜しくも負けるが、ナンバーワンチームである事に変わりなく、北海は、しかし唯一対抗できうる実力校であった。

<野球では不毛の地といわれた北海道勢の中で印象的だったのは、昭和三十八年春の第三十五回記念大会の北海高の大躍進だった。投手の吉沢勝(元巨人)を中心に、谷木恭平(立大ー中日)、高木和富選手らの長打力と俊足ぶりは圧巻だった。とりわけこの二人の快足ぶりは“北海のサラブレッド”の異名をとったほどで、五試合で二二盗塁のうち谷木が九個、高木が八個の盗塁を成功させており、準決勝の対早実戦などでは谷木が塁に出ると、スタンドから一斉に、「ゴーッ! ゴーッ! ゴーッ! 」と盗塁をせがむ声まで上がるほどで、甲子園としてはまったく珍しい光景だった。この試合、谷木が四安打する大活躍と吉沢の劇的な逆転サヨナラホーマーで早実を破って決勝に進出、優勝戦では下関商・池永正明投手(元西鉄)の快投にあって涙をのみはしたが、酷寒に耐え、黙々と労苦を積み重ねたことが、このすばらしいチームを生み出したのだろう。飛沢栄三野球部長の、「おまえたちは野球界に革命をもたらすんだ。北海道の開拓者になるんだ」の言葉が立派に生かされたのだ。>

(「ああ甲子園」松雄俊治/スポーツニッポン新聞社出版局)

今大会は、初出場が六校だ。

例年七~九校出てくるから、まずまずか。

しかし今春のセンバツは、出場三十二校中、十二校が初出場で、何故、これほど回を重ねて、伝統校がひしめき、清峰のような新たな強豪が生まれて、もうこれ以上は出てきようがないと思えるような中を、毎回毎回初出場が出てくるのか。

全く不思議である。

今は名門校に選手の数が集中する傾向が強く、才能ある選手のスカウトもかつて以上に、全国規模で、移動にも苦痛を感じない十代が増えている。

北海道では駒大が部員数第1位で、百人を超えると、監督も捌き切れないのではないか。

今大会1位の百三十人は千葉経済大付属で、これは『週刊朝日』の朝日新聞社調べで、千葉県高等学校野球連盟の調べでは、百三十二人で、いずれにしても、今大会では1位で、千葉県内でも八千代松蔭と並び、第1位である。準決勝で争った習志野(市立)が第3位で、四位に東海大浦安、以上いずれも百二十名を超える。決勝で争った拓大紅陵が第6位と、結局は、北海道もそうだが、名門校にぎっしりと一極集中化してきている。

履正社、近代付属、PLと難敵ぞろいの大阪で、今大会の優勝候補最右翼の大阪桐蔭を相手に堂々の延長12回を戦ったのは、金光大阪で、2002年にセンバツ初出場し、ここも百三十人の部員を誇る。

オレの母校(札幌南高)も、駒大と同じ南北海道という地域で、2000年に六十一年ぶりに甲子園出場し、話題となった。初戦でPLに負けたけれど、かつて甲子園で1勝はしている。しかもまぐれではなく、その出場2年前にも決勝で涙を呑み、いつも札幌地区を勝ち抜いて、南北海道大会の常連校である。

南高はかつて(オレの在学中)四百五十人だった定員が今は三百五十人で、しかも女子が大幅に増えている。その中にあって、1084名(男子573名・女子511名)中、北海道内6位の六十六人の部員がいる。十人に一人以上が野球部員かよ。

びっくりした。北大の医学部はじめ、国立大学の医学部進学率が全国で1位を二十年以上記録(確か二年前に二位に落ちた)してきたような学校で、何で野球は盛んなのか。甲子園と言う魔物に取り付かれているからであろう。その成せる業で、部員数の極大と極小(過密と過疎)が進み深刻化している北海道の一端を担っている。

鳥取県25校とか、福井県29校など、とてももう初出場など出てきそうに無いが、これもよくわからない。

鹿児島は、樟南(旧・鹿児島商工)、鹿児島商業、鹿児島実業の超協力三つ巴で、五十三年ぶりに県立高校の鹿児島工業が初出場で、一体何が起こったのかと思ったが、部員数を見ると、八十三人とこれがやけに多い。

一度も甲子園にでていなくとも、これだけの部員数を集めて練習している姿が、何処からでも目指す連中がいて、そこが面白い。

それにしても神奈川と大阪は、2校を代表にしないと、公平性という点で、もうどうしようもないのではないか。大阪から他地域への逸材の流出は避けられないのではないか。

部員数の数では、2校代表出来る北海道と東京がそれぞれ、7,605人、10,889人に対し、大阪と神奈川は、それぞれ8,430人(205校)、8,052人(197校)

同じ1校出場でも、鳥取は969人(25校)である

以下は、今大会の早見表を作った。

春夏ともに優勝を経験している高校は6校もある。

夏が12、春が11で、優勝経験校は、全部で16校。

春夏連続出場は10校。

夏の連続出場は10校。

四年連続が駒大苫小牧。

三年連続が熊本工、青森山田。

二年連続が、関西、清峰、福井商、智弁和歌山、大阪桐蔭、愛工大名電、佐賀商、

明徳義塾は決勝で延長の末に負けたが、勝っていれば事実上の九年連続出場だった。

日大三高も四年連続出場(西東京史上初)をを決勝戦、延長の末リードしながらサヨナラ負けで逃した。昨年準優勝の京都外大西は、準決勝で福知山に敗れ、三年連続を逃した。

遊学館も決勝で三年連続を逃した。

部員数

私立は無表示

出場(カッコ内は春)

130人

千葉経大付

2年ぶり2度目

108人

福知山成美

7年ぶり2度目

107人

熊本工

三年連続18度目(19回)

準V

105人

駒大苫小牧

四年連続6度目(2回)

連続V中

101人

浦和学院

2年ぶり8度目(6回)

100人

青森山田

三年連続7度目(1回)

96人

横浜

2年ぶり12度目(11回)

91人

日本文理

2年ぶり4度目(1回)

金沢

3年ぶり11度目(8回)

10

86人

文星芸大付

6年ぶり9度目(2回)

高知商(市立)

9年ぶり22度目(14回)

準V

12

83人

香川西

3年ぶり2度目

鹿児島工(県立)

初出場

14

81人

福岡工大城東

9年ぶり2度目(3回)

専大北上

6年ぶり5度目(1回)

16

78人

関西

二年連続7度目(8回)

17

77人

仙台育英

5年ぶり19度(8回)

準V

準V

如水館

5年ぶり5度目(1回)

19

76人

常総学院

3年ぶり10度目(6回)

20

75人

清峰(県立)

二年連続2度目(1回)

準V

21

73人

福井商(県立)

二年連続17度目(17回)

準V

八幡商(県立)

6年ぶり6度目(7回)

23

69人

光南(県立)

初出場

早稲田実業

10年ぶり27度目(18回)

南陽工(県立)

28年ぶり2度目(3回)

延岡学園

6年ぶり5度目(2回)

27

68人

県岐阜商(県立)

2年ぶり26度目(26回)

28

65人

東洋大姫路

5年ぶり11度目(6回)

開星

4年ぶり4度目

30

62人

本荘(県立)

18年ぶり3度目

甲府工(県立)

7年ぶり8度目(5回)

32

61人

天理

4年ぶり23度目(17回)

徳島商(県立)

6年ぶり21度目(19回)

34

59人

日大山形

8年ぶり14度目(3回)

35

58人

桐生第一

2年ぶり8度目(2回)

36

57人

佐賀商(県立)

二年連続14度目(6回)

三重

11年ぶり9度目(9回)

V

38

56人

愛工大名電

二年連続8度目(8回)

大阪桐蔭

二年連続4度目(2回)

40

55人

鶴崎工(県立)

17年ぶり3度目

41

51人

今治西(県立)

3年ぶり9度目(8回)

42

48人

松代(県立)

初出場

43

47人

帝京

4年ぶり9度目(12回)

静岡商(県立)

32年ぶり9度目(6回)

白樺学園

初出場

46

43人

倉吉北

4年ぶり6度目(4回)

47

39人

福岡(

富山県立

初出場

48

31人

八重山商工(県立)

初出場(1回)

49

30人

智弁和歌山

二年連続14度目(7回)

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